AIMS

2016年度AIMS派遣報告

IPB (T.A.)

派遣プログラムの内容について

自分が留学した大学では、あまり興味がある科目が開講されていなかったので、結果的には受けてみて面白かった授業もあったが、もっと開講科目を増やしてほしいと感じた。

学習成果について

積極的に英語を使っていくことで、自分の思いを相手にうまく伝えられるようになった。また専門科目を英語で行うことによって、日本で行う授業とどのような点で違うがあるのかを認識することができた。

海外での経験について

自分は海外生活が初めてだったため、何もかもが新鮮であった。困ったときは友人や周りの人が助けてくれたため、そこまで困難に陥ることはなかった。また異文化に触れることによって、異なる宗教への理解がとても大切であることに改めて気づかされた。

今後の進路への影響について

外国について興味が出たので、これを機にもっと海外に行きたいと感じた。留学によって学べたこともたくさんあり、自分は大学院に行きたいと考えているので、今回の経験を活かして視野を広く、また積極的にチャレンジしていきたいと思う。

履修科目

Soil Fertility(3単位)
Introduction to Soil Science(3単位)
Pomology(3単位)
Integrated Pest Management(3単位)

授業から学び得た専門的な内容について

Soil Fertilityでは土壌を化学的、物理的、生物的観点から考察し、また後半は、インドネシアの土壌特性とそれに合わせた土壌改良の取り組み方について学んだ。Introduction to soil scienceでは、土壌の構成要素や肥料、土壌地図の読み取り方など、Soil Fertilityよりもより基礎的な観点から土壌について学んだ。また実習を行い、実際に調査で使用されている道具を使いながら、どのような使い方をするのかを体験した。Pomologyでは熱帯果樹について、それぞれの特徴と管理の方法を様々な視点から学んだ。この科目も実習を行い、実際に熱帯果樹を育て管理することによって、熱帯果樹の特徴などを理解していった。Integrated pest managementでは、環境に配慮しながらペストや病原体に対する植物への総合的な防除の仕方と植物中に備わっているペストや病原体に対する抵抗性について学んだ。また実習を通して、圃場内の害虫の種類とその同定の方法を学んだ。すべての授業に共通しては、学んだ範囲が熱帯地域からの視点だったため、既習の範囲と比較して日本と熱帯地域の特性の違いを再認識することができた。

自らの専門分野との直接的または間接的な関連性について

今回私が受講した授業の中に自分の専門分野とのかかわりがある授業はなかったが、作物を栽培していく上で、病気への防除、栽培地域の土地条件はとても大事な項目であるため、今回の授業を通してより深く学ぶことができた。また熱帯地域と日本の植生の違いや栽培方法の違いを、実際に行うことによって、どの栽培方法が適しているのかなどを知ることができた。肥料を入れた時の土壌の反応など、これから圃場実験を行っていく上でかなり重要となっていく情報も学ぶことができた。

海外の大学で授業を履修するにあたって工夫した点

授業はすべて英語で行われるため、常に辞書を持ち歩き、わからない単語や言い回しが出てきたときに即座に調べられるように心がけた。授業の形態に慣れてきたら極力辞書を使わないようにし、推測によって単語を理解するようにした。授業が終わったら、わからなかった単語は調べ、復習した。また自分の学科では予習用のスライドがなかったため、復習に重点をおき、わからないことを持ち越さないようにした。復習でもわからなかった部分は翌週の授業で質問等を行った。

IPB (Y.M.)

派遣プログラムの内容について

現地学生と共に英語ないし、インドネシア語で開講される授業を受け、英語力、英語でのプレゼンテーション能力、コミュニケーション能力等を養うと共に、学生間での交流や外国での生活を通して、国際的な感覚を培う。具体的にはイスラム教や仏教、キリスト教などが根強く影響している文化の中で生活することで、日本のように宗教にたいして敬虔な人が少ない国では学ぶことのできない人と宗教の関わりを知ることができる。

学習成果について

開講された科目には、英語でのレポート課題や、パワーポイントを用いたグループ発表なども多く存在した。これにより、英語でのスライドを用いた発表になれることができ、留学前にあった漠然とした英語プレゼンへの不安を払拭できたと思う。加えて、準備段階で英語を用いて意見交換や、スライド、発表原稿の作成をしたことで、英語での要約や、考えを伝える力がついたと思う。 また、ハラール認証システムの授業は実際にムスリムの人々ともに学んだことでより深い理解が得られた。近年の日本でも観光でイスラム圏の人々を呼び込もうという動きがある。そんななか、イスラム教に関して理解を深められたことは、国際競争において有利となる成果だと思う。

海外での経験について

初めての海外。初めてのインドネシアでは驚きの連続だった。日本と異なり、毎日かかさずお祈りをしたり、服装や、ふるまいにまで宗教が根付いていたりすることには驚愕だった。現地で数多くの友人を作ることができたが、宗教は人それぞれであり、異なる宗教の人が互いに問題を起こすことなく生活しているというのはとても興味深い。世代交代により、現在の自分達の世代が世界の中心になったのなら、宗教に起因する戦争などもなくなるのではないかとも思えた。

今後の進路への影響について

現在、自分は大学院への進学を目指している。当然英語の論文は読まなくてはならないし、時には英語で論文を書くということもあるだろう。海外の学会での発表もあるかもしれない。その際、今回の留学で培った英語力やプレゼン能力は必ずや役に立つだろう。 また、将来的に博士課程まで進んだり、就職して、現在の研究分野をビジネスというかたちで世に出そうとしたとき、インドネシアで培った人脈は役に立つだろうし、海外展開の方針を企業がとった場合、現地の状況を肌で体験し、知っているというのは大きなアドバンテージとなる。

履修科目

Basic Food Biochemistry(3単位) Food Fermentation Technology(2単位)
Food Safety and Sanitation(2単位)
Characteristics of Food Materials(3単位)
Halal Quality Assurance(2単位)
Food Additives(2単位)

授業から学び得た専門的な内容について

今回の留学では6つの授業を選択した。Food fermentationでは基礎的な発酵のメカニズム、使用される微生物についての知識を得た。また、授業内では実際にtapeやtempeを題材として、カビや細菌を用いた発酵食品の生産や注意点などについて学んだ。Basic food biochemistryでは細胞の構造から解糖系やクエン酸回路、その他栄養素の代謝系にいたるまで幅広く学んだ。Food additivesでは主要な食品添加物、保存料・着色料・増粘剤・甘味料などの特徴を学び、インドネシアでの使用状況にいたるまで学習した。Characteristic of food materialsでは穀物や肉、卵、魚など材料となる食品の加工特性や特徴について学んだ。具体的には肉の種類による栄養価の違い、動物ごとに異なると畜方法や、生産ライン、鳥別の卵の成分や物性の違いなどである。Food Safety and sanitationでは一般的な衛生に関することから食品加工、生産、輸送の際に起こりうる汚染や、HACCPの考え方について学んだ。Halal quality assuranceの授業では、基本的なイスラム教におけるハラールの概念やハラール食品の生産に関し、仮想会社を設立して、グループで各会社の商品開発やハラールに関する監査方法などを話し合い、インドネシアでの実例も踏まえ、プレゼンテーションやディスカッションなどを通して、具体的に学習した。

自らの専門分野との直接的または間接的な関連性について

今回学んだ分野である食品学やハラール認証は、自分の専門分野である遺伝子工学、葉緑体工学には直接の関わり合いはない。しかし例えば、遺伝子組み換えで疾病の予防・治療に使える物を開発し、世界に向けて展開・発信するうえで、大きな市場となりうるイスラム圏に対し検討することができるようになった。つまり、自分の研究成果をよりワールドワイドにいかせる可能性が高まったということだ。今後も東南アジアが新たな市場の開拓先とされ、市場拡大が進むのであれば、これは大きなアドバンテージとなりえる。

海外の大学で授業を履修するにあたって工夫した点

当然のことながら日本語は一切出てこないため、できる限り普段の生活の中でも日本語をつかわないようにし、一刻も早く英語に慣れられるように努力した。また、内容が極端に専門的である場合は、日本語での理解を優先し、内容を把握した後で、英語を用いて、他の学生とのディスカッションなどを行った。また、継続的に単語や文法の習熟につとめ、学んだことは日常会話の中で積極的に試していくことで、ただの知識では無く、経験として「生きた」知識となるようにした。

IPB (T.O.)

派遣プログラムの内容について

食品に関係する幅広い分野の学習をすることができた。

学習成果について

語学力はもちろん、食品系の学問に対する幅広い知識や、授業での得られた知識を実践するための ディスカッション及びプレゼンテーションによってプレゼン力も身についた。

海外での経験について

最初は不慣れで怖いところも多かったが、次第に現地での生活に対応し、海外と日本との環境の差や文化の差を直に体験することができた。

今後の進路への影響について

今後は得られた英語力を更に培い、将来的には海外で働くことも視野に入れていきたいと思っている。

履修科目

Basic Food Biochemistry(3単位) Food Fermentation Technology(2単位)
Food Safety and Sanitation(2単位)
Characteristics of Food Materials(3単位)
Functional food(3単位)
Food Additives(2単位)

授業から学び得た専門的な内容について

各授業では食品に関する衛生面・科学技術に対して幅広く学ぶことができた。Food fermentation technologyでは発酵食品に関係する微生物に対して、それぞれの微生物の特性や商業的な利用方法についての理解や酒や酢、乳製品などの発酵やテンペなど現地独自の発酵食品についても触れる事ができた。また、授業内でグループを作り発酵食品の利用などに関するディスカッション、プレゼンテーションなどを行うことでより実践的な知識を得る事ができた。Basic food bio chemistryではDNAの構造や酵素、転写、糖やタンパク質等のそれぞれの体内での代謝反応など基本的な生化学の知識を中心に食品に対してより実践的なアプローチをすることができた。Food additiveでは食品に使われる添加物について、その規制に対する実態・問題点などについてグループを作りディスカッションを行い、また抗酸化剤や乳化剤などそれぞれの添加物に枠組みに対して代表的な添加物の知識なども得る事ができた。Characteristic of food materialsでは、穀物や野菜、豆、肉類などそれぞれの食品に含まれる栄養価や食品物質の化学的特性に関して幅広い知識を得る事ができた。Food safety and sanitationでは食品やその製造過程における衛生管理への取り組みなどについて深く学ぶことができた。Functional foodでは機能性食品についてその定義やその機能性について幅広い知識を得る事ができた。また機能性食品をデザインするという課題において、グループ内で話し合い発表することでより実践的な知識を身に付ける事ができた。

自らの専門分野との直接的または間接的な関連性について

私の専門分野として、現在食品分子機能学研究室という所に所属しているが、今回の派遣によって得られた食品の知識と私の研究分野の関連性は非常に大きいと考える。食品中の栄養素や成分などは機能性を持つ成分として利用できる可能性もあるし、functional foodに関しては私が専攻している分野にかなり近い範囲であった。実際、高血圧の抑制成分の知識などは私が知らない知識なども多くあり、非常に自分のセイン門分野の理解の助けになったと考える。

海外の大学で授業を履修するにあたって工夫した点

やはり海外の大学に留学した以上、授業を理解するためにはまず英語を理解しなければならない。しかし、最初の方はうまく聞きとる事も出来ずにいたので、自分の現地の友人や担当の先生に授業終了後に質問を聞きに行くなどして授業の理解を深めていった。また、テストに関しては分からない所は現地の学生といっしょになって勉強することで、理解を深めていくようにした。また、一人の時も分からなかった英単語などの意味を調べたり、それぞれの授業の予習をするなどしてわからない単語の意味を事前に調べ、また理解できない所を明確にして授業に臨んだりした。

UGM (R.G.)

派遣プログラムの内容について

AIMS(ASEAN International Mobility for Students)プログラムでは、「アジアの持続可能な成長に貢献する地域リーダーの育成」を目標として、ASEAN地域の提携校に1学期留学し、さまざまな産業を取り巻く環境と地域社会の抱える問題に触れることで、持続可能な社会を実現するための自立的な問題解決能力を有することを目標としている。

学習成果について

派遣先の大学では、様々な分野の基礎的な内容の授業を受講した。そのため今まで全く触れてこなかった魚についての授業もあり、自分の知識の幅が広がったといえる。さらにインドネシアで栽培されている作物であるコメやパイナップル、バナナ、茶などのそれぞれの栽培方法や、病害虫による被害とそれに対する対策なども学びインドネシアでの農業についての知識が深まった。すべての授業がほとんど英語で行われたため、英語のリスニング能力向上や専門的な英単語の知識の向上につながった。

海外での経験について

派遣先のインドネシアでは文化が日本とはだいぶ異なるため、初めのうちは普段の生活のちょっとした出来事も新鮮に感じた。1日のお祈りのタイミングにモスクから聞こえてくる音楽や、豚肉はほとんど使われない食事、男女別のアパートなど新鮮だと感じたことの多くが宗教と絡んでいた。今回の留学では生活を通して他宗教について学ぶことができた。またいくつかのイベントにも参加し、犠牲祭ではモスクに行き、そのお祭りがどのようなものなのか実際に目で見て触れとても貴重な経験だった。

今後の進路への影響について

今回の留学を通して、私は今まで以上に多くの人と交流してきた。インドネシア人だけでなく、日本人、ドイツ人、韓国人、タイ人と国境を超えたつながりを持つことができた。こういったつながりをさらに広げていくためにコミュニケーション能力や語学力を向上していきたいと思う。そのようなコミュニケーション能力や語学力は就職先でも大きな力になると考えられる。

履修科目

Principal Ecology(3単位)
Plant Physiology(3単位)
Principal of Fish Technology(2単位)
Principal of Plant Protection(2単位)
Fertility, Fertilization and Health Soil(3単位)

授業から学び得た専門的な内容について

【Soil fertility】土壌中に含まれている植物の必須栄養素である多量要素(主にN,P)・微量要素(主にZn, F, B)について、それらが植物体内でどのような役割を果たしているのか、どのような形態で土壌中に存在し植物体に取り込まれるのか、その元素の欠乏を引き起こす土壌のコンディションなどについて学んだ。
【Basic ecology】元素C,N,S,Pがどのように循環しているのか、またその循環過程で生じる環境問題についてディスカッションを交えて確認した。実習では、実際に作物を育てて植物の耐塩性について、作物が分泌するアレロパシーの性質についてなどを学び、水に強い植物・弱い植物で構造の違いが生じる気候の観察をし、またプレゼンテーションでサバンナの生態系について発表した。
【Plant physiology】高温条件下における植物の生理現象、乾燥条件下における植物の生理現象(水の性質、植物体内における水の役割など)、通常に比べて水が多いときにおける植物(主にイネ)の生理現象について学び、それらの内容に関係したプレゼンテーションを行った。実習では、ハイブリットコーンとローカルコーンの違いや、農地における作物の密度と収量の関係、乾燥条件下における落花生の生理現象、キュウリを実験材料として植物体におけるシンクとソースの関係性について学んだ。
【Basic fishery technology】魚の形態学・解剖学や、魚に関わる微生物とそれが引き起こす食品問題、魚の化学的性質(蛋白質や脂質、水分含量など)、魚における死後硬直の変化とそれに関与する体内の化学変化について、食品添加物の役割、食品の質を上げるのに必要な要素などを学んだ。
【Plant protection】作物(イネや茶、パイナップル、バナナなど)に悪影響を与える気候や微生物(昆虫や菌類、細菌類)について学び、またそれに対する対策を学んだ。また殺虫剤の必要性やそれをまくタイミングについて学んだ。

自らの専門分野との直接的または間接的な関連性について

Basic Ecologyの実習では実験材料にコーンとダイズを用いた塩ストレス実験があった。それぞれの種を土が入ったポリ袋に植えたものを3つ用意し、1つには全く塩が含まれていない水を与え続け、もう1つには少量の塩が含まれている水を、最後の1つには多めの塩が含まれている水を与え続け、最後に根の長さや背丈、乾燥重量などを測定し違いを見つけることで、塩が植物にどの様な影響を与えるのかを学んだ。私が所属する研究室ではダイズにおける塩ストレス応答機構の解明と耐塩性作物の開発をテーマとしているため、今回インドネシアで行った実験と直接的に関連性を持つことが言える。

海外の大学で授業を履修するにあたって工夫した点

海外の大学で授業を履修するにあたって工夫した点は2つあります。1つ目は授業の音声を録音してそれを復習に生かしたことです。もともとリスニングが得意ではないので1回の授業でのリスニングだけではすべてを理解することができなかったため、いくつかの授業では、音声を録音してそれを復習に用いて授業内容の理解を深めた。2つ目は専門でない内容の授業も多くあり、理解に苦しむ授業では、テスト前では現地の人に詳しい内容を教えてもらうようにお願いをした。魚に関する授業は特にわからない部分が多かったため、友達に助けてもらった。

UGM (M.S.)

派遣プログラムの内容について

私が参加したAIMS(ASEAN International Mobility for Students)プログラムは、「アジアの持続可能な成長に貢献する地域リーダーの育成」を目標として、ASEAN地域の提携校に1学期留学するもので、私は農学部なのでガジャ・マダ大学の農学部に留学し、農学を勉強する上で基盤となる、様々な分野の農学の基礎を学びました。

学習成果について

基礎的な内容が多かったので、これからの勉強の基盤となる部分の復習や、少し違う分野の新たな知識をつけることができました。専門用語の英単語も少し覚えたので、これから英語の論文を読む時などに役に立つと思います。また、英語で授業、試験を受けることで少し英語力もついたと思います。

海外での経験について

海外で学校に行き、生活をすることで、異なった背景をもつ多くの人と関わることが出来ました。自分の考えていること、考えられることはすべてではなく、多くの意見があることを実感することができました。異なった考え方をすぐに理解することはできないけれど、それを知ることはとても大切で、今後の私の人生の中で多くの人とたくさんのことを話したということは、大きな影響を与えると思います。また、日本での自分の生活を、留学中に客観的に考えることができ、これから自分の考えるより良い生活をしようと思いました。

今後の進路への影響について

もともと大学院に進学予定で、今もそのつもりなので大きな影響は無いですが、もっと多くの人と関わって多くの人の意見を聞いて、今後のことを考えようと思いました。

履修科目

Principal Ecology(3単位)
Plant Physiology(3単位)
Principal of Fish Technology(2単位)
Principal of Plant Protection(2単位)
Fertility, Fertilization and Health Soil(3単位)

授業から学び得た専門的な内容について

Principles of Ecologyでは、日本で受けた基礎生態学の復習になる部分もあり、環境問題などの解決方法や、それぞれの自分の出身地の地域問題等を、ディスカッションやプレゼンテーションを通して、多方面の解決法を学ぶことができた。また、実験では例えばアレロパシーの効果などについて植物をつかって実際に確認し、毎回のレポートや小テスト等で理解を深めることができた。Principles of Plant Protectionでは、主に病害虫や病原菌について学び、インドネシアでメジャーな作物の病気やその対策などを学んだ。Principles of Fish Technologyでは、日本では学んだことのない水産の授業だったが、栄養については、日本で学んだ生化学や酵素学などの復習になり、また水産物の加工などについては、新たな知識を得るとともにインドネシアだけでなく、日本の水産業の技術を学ぶこともできた。Plant Physiologyではプレゼンテーションを通して、自分の地元の農業や植物の基本的な生理学についての理解を深め、実習では、トウモロコシやキュウリ等実際に育て、収穫し、植物の高さ、葉の面積などを測り、結果をレポートにまとめることで、生理学を学ぶことができた。Fertility, Fertilization and Health Soilでは、脱窒の仕組みなど土壌中の仕組みや、鉄や亜鉛などの土壌中の働きを学び、基礎土壌学や植物栄養肥料学の復習となる部分が多かった。

自らの専門分野との直接的または間接的な関連性について

基礎的な内容の授業が多かったため、中学高校を含め今までに学んだ内容の復習にもなり、自分の専門分野を勉強する上で理解しておかなければならない内容が多かった。どの授業でも日本で学んだ内容と重なるところが多く、特に、Principles of EcologyやFertility, Fertilization and Health Soilは日本で学んだ内容の復習になる部分が多かった。一見関係ないように思われるPrinciples of Fish Technologyの授業も栄養について等は一度学んだ内容であり、Plant Physiologyは他学科(生物生産)の内容と近かったので、他学科の内容を理解することができた。

海外の大学で授業を履修するにあたって工夫した点

英語での授業なので、聞き取れない部分やノートを取りきれない部分も多かったので、授業後は毎回、授業で使われたPowerPointのスライドをもらうようにしていた。その場で渡してくれない先生も多く苦労したが、何度もメールをしたり、他の生徒からもらうなどしたりして、基本的にはすべてのスライドをもらうことができた。分からない単語は、なるべくその場で調べるようにしたが、授業についていけなくなってしまうことも多く、分からない単語をメモしておいて後から調べることが多かった。分からないところは、もちろん先生に授業中や授業後に質問したが、授業を一緒に受けている現地の生徒は、その授業の専門であることが多いので、授業後にノートを見せてもらったり、分からなかったところを教えてもらったりした。試験前には現地の生徒と一緒に試験勉強をし、大事なところなどを教えてもらった。

UGM (K.M.)

派遣プログラムの内容について

AIMSプログラムは、東南アジア諸国と日本をつなぐとても素晴らしいプログラムであると感じました。ガジャ・マダ大学では、以前他国(日本を含む)にこのプログラムで留学していた先輩方が私たち留学生のお世話をしてくれましたが、外国から来た留学生のお世話を茨城大学の先輩方も同様に行っていて、このような国際交流はお互いにとても貴重な経験であると思いました。また、日本国内でも、首都大東京や東京農工大学の学生たちと交流を持ち、互いに協力し合うことが出来たのも、とても有意義であったと思います。

学習成果について

既に受講する科目が決められていたため、ガジャ・マダ大学で受講した科目は自分の専門科目とは異なる分野のものが多くありました。しかし、農学を広く学ぶという意味では、とても勉強になりました。今まで触れていなかった分野の知識を増やしながら、自分の専門分野における考え方も深めることが出来ました。また、全科目を英語で受講したため、先生の話を聞き取ったり、レポートを書いたり、テスト勉強をしたりする上で英語能力を高めることが出来たと思います。

海外での経験について

私にとって、記憶に残っている中では今回が初めての海外渡航経験でした。文化の異なる場所で、異なる言語を使う人々と一緒に生活することに対して当初は不安でしたが、徐々に慣れていきました。インドネシアはムスリムが多いので、当初は、お祈りの習慣や禁止されているものなど、自分の知らないことばかりで戸惑うことが多々ありました。しかし、学生や先生方をはじめ、ジョグジャカルタの人々はとても親切で、困ったときはいつも助けてもらいました。また、学校内に留まらず、滞在していたアパートの友達や近所の方とも親しくなっていくことが出来て、とても嬉しかったです。この留学を通して、自分で判断する能力や、コミュニケーション能力を身に付けるとともに、様々な考え方に触れることで、視野を広げることが出来ました。

今後の進路への影響について

私は将来、日本の食品企業で働きたいと考えています。そこで今回、インドネシアの日系企業の見学をしたいと考えていたのですが、企業にアポイントメントをとろうと試みたもののメールの返信が帰って来ず、また見学を行う上では様々な許可を得ることが必要であったため、断念せざるを得ませんでした。そこで、何か代わりになるものをと考え、インドネシア農業省の方と学生に、日本の食品や企業に関するインタビューを行いました。すると、今まで知らなかった食文化に関する知識や日本企業に関するイメージなどに関する知識を得ることが出来ました。私はこの知識を就職やその後の仕事に活かせたらいいなと考えています。

その他の感想

ジョグジャカルタは文化的なイベントが多々開催されていたので、インドネシアの文化を学ぶ機会が沢山ありました。見たり、聞いたり、実際に体験したりできる経験は日本ではそうないと思うので、とても貴重な経験だったと思います。また、学校のイベントで日本の文化を紹介する機会があり、幼い頃から習ってきた書道を披露することもありました。このような文化交流においても、良い経験が出来ました。

履修科目

Principal Ecology(3単位)
Plant Physiology(3単位)
Principal of Fish Technology(2単位)
Principal of Plant Protection(2単位)
Fertility, Fertilization and Health Soil(3単位)

授業から学び得た専門的な内容について

基礎生態学では、生態学という学問の基本的な考え方や概念から始まり、水やエネルギーや物質の循環、生態系における食物連鎖、共生関係、それぞれ生物の分類や役割、環境問題などについて学びました。また実験では、植物の塩ストレス耐性、アレロパシー、乾燥耐性について学びました。
植物生理学では、環境からの乾燥や冠水、温度ストレスに対する植物体内における生理的応答や、インディカ米、バナナ、ドラゴンフルーツ、チリなどのインドネシアで栽培されている作物の特徴や栽培における工夫などの幅広い知識を学びました。また実験では、実際に農場で作物を異なる条件で栽培し、作物の乾燥への応答、密度効果、雑種強勢などについて学びました。
漁業技術学では、魚の形状や魚の分類、魚の各部位をどのように利用するか、魚の死後にどのような変化が起きるか、魚の栄養、魚の加工食品に関する知識などを学びました。
植物防御学では、各作物に生じる病気の症状や、その病気を引き起こす原因となるウイルスや害虫、その病気が起こる条件から考えられる予防や防除の方法などを学びました。
土壌肥料学では、土壌中のそれぞれの元素が植物の成長にどのように関わっているか、ある元素の植物の利用に影響を与える要素、ある元素が不足した時に現れる症状などを学びました。また実験では、biocharという有機肥料の作り方やその効果について学びました。

自らの専門分野との直接的または間接的な関連性について

土壌肥料学で得た土壌における元素の働きや、基礎生態学の実験で得た作物における塩ストレスに対する生理的応答など、自分の専門分野に直接関わりのある有効な知識を得る事が出来ました。他の講義に関しては、今まで学ばなかった分野の知識を得る事で、農学全体に関する知識を得る事ができました。幅広い分野を学んだ事で、自分の専門分野における問題を様々な視点から考えられるようになり、自分の専門分野に関する知識をどのように他の分野に応用する事ができるかについても知る事が出来ました。

海外の大学で授業を履修するにあたって工夫した点

講義は全て英語で開講されていた為、講義の内容を後から聞き返したり復習したりできるよう、ボイスレコーダーを用い受講しました。また、度々講師がインドネシア語で説明する部分があった為、インドネシア人の友達に質問しコミュニケーションを取る事で理解を深めました。講義の形式が日本と異なりディスカッション形式が多かった為、ノートを取る事ばかりに専念せず、学生や講師の意見を聞き取る事に重点を置くよう意識しました。また、レポートやプレゼンテーション等の課題に関しては、日本についての知識が無い人が見る事を意識し、日本に関するデータを入れて説明を加えるなどといった工夫を行い、制作しました。

KU (H.N.)

派遣プログラムの内容について

ASEANの学生の交流と人材育成のためのプログラムでした。東南アジアの学生とともに、タイで熱帯農学について幅広く学びました。ただ講義を受けるだけでなく、インターンシップや学校の行事にも参加することができました。勉強だけでなく、様々な国からきた学生と交流することができました。

学習成果について

英語を上達させるとともに、熱帯農学についての知識を深めました。最初は、英語で行われる授業についていくだけで精一杯でしたが、終わるころには聞いて内容が理解できるようになりました。ただ先生の話を聞くだけではなく、プレゼンテーションを行ったり、英語で書かれた論文を読んだりすることで、様々な方面から知識を深めることができました。研究所や企業、農園などを見学する機会もあり、最新の情報や現場での知識も得られました。

海外での経験について

東南アジアだけでなく、欧米からの留学生ともコミュニケーションをとることができました。様々な国の学生と一緒に過ごすことで、その国についての知識や文化を感じることができました。また、インターンシップ等にも積極的に参加し、様々な研究所や企業を訪問しました。

今後の進路への影響について

大学院へ進学し、より自分の専門性を深めたいです。ほかの国の学生の学業に対する姿勢に影響を受けました。英語はもちろん専門の知識も深く、授業での積極的な発言や、そもそもの勉強の量など、見習いたい部分が多々ありました。

履修科目

Introduction to Tropical Agriculture(3単位)
Physiology of Horticultural Crops(3単位)
Tropical Entomology(3単位)
Principles of Tropical Agronomy(3単位)

授業から学び得た専門的な内容について

【Introduction to Tropical Agriculture】熱帯農業の基礎的な事項を学び得た。植物生産に限らず、経済や畜産、微生物、農業機械など様々な分野を幅広く学んだ。特に東南アジアやタイ王国の農業の特徴や歴史などを深く学んだ。
【Physiology of Horticultural Crops】園芸作物における植物生理学を学んだ。光合成や呼吸、代謝、ストレス応答など、植物体内での反応を中心に、環境への応答や関係について幅広く学んだ。また、植物生理学の現代農業への応用についてなども学んだ。毎週の課題で授業に関係のある論文を読み、近年の植物生理学の知識を深めることができた。
【Tropical Entomology】昆虫の分類、熱帯における昆虫の生態系、農業への被害や対策について学習した。昆虫の目と科、それぞれの特徴を覚え、実際に標本を観察することにより、分類ができるようになった。熱帯における昆虫の生態系や大発生の原理、それに対する防除法も学んだ。熱帯における野菜や果物、作物への害虫の被害、それらが媒介する病気、防除法なども学んだ。
【Principles of Tropical Agronomy】熱帯の作物学について幅広く扱った。熱帯作物の特徴や栽培についてはもちろん、遺伝学や組織培養、育種、雑草学、飼料作物などを学んだ。特にタイ王国はコメの生産が盛んであるため、タイ王国のコメの生産の現状と、他の国の生産との比較し、プレゼンテーションも行った。

自らの専門分野との直接的または間接的な関連性について

私の専門分野は植物生産科学であり、今回カセサート大学で履修した科目はどれもほぼ直接的な関連性がある。Introduction to Tropical Agricultureは、熱帯農学を学ぶ上での基礎となり、他の専門科目を学ぶために必要な科目だ。他の3科目、Physiology of Horticultural Crops、Tropical Entomology、Principles of Tropical Agronomyはどれも植物生産科学に直接的に関連のある科目である。茨城大学でも、これらの科目と似た授業を履修したが、熱帯農業(東南アジア)が題材になっているため、茨城大学で学ぶ温帯の農業(日本)との比較をしながら学習ができた。

海外の大学で授業を履修するにあたって工夫した点

自分の専門分野と近い分野のものを履修するようにした。熱帯と温帯の農業の比較をしたかったため、日本での専門分野を基に、授業を選択した。熱帯農学の概論となるような授業を履修したため、タイ王国の農業だけでなく、東南アジア全体の農業の特徴や歴史についても学ぶことができた。論文を読む授業や、プレゼンテーションを行う授業を履修することで、ただ知識を深めるだけではない、日本とは異なった授業形態のものを選択した。

KU (T.Y.)

派遣プログラムの内容について

私が今回参加したAIMS(ASEAN International Mobility for Students)プログラムはSEAMEO加盟国を枠組みとする、ASEAN統合に向けた政府主導の学生向け学習交流プログラムである。

学習成果について

今回の留学では、人間と社会、熱帯農業、食品衛生についての科目を受講した。人間と社会の科目では、主にタイの文化、歴史、および人の成長発達の仕方についての講義で、プレゼンテーションやディスカッションの機会が多かったため、知識だけでなく英語におけるプレゼンテーションやコミュニケーション能力が上達した。熱帯農業の科目では、熱帯地域における農業の特徴などを学び、これから直面すると予測されている人口増加による食糧不足の対策として、これからの農業発展による食品生産が重要になってきていることを認識した。食品衛生の科目では、どのようにすれば食中毒を防止できるかなど、食品工場に求められる専門的な対策から普段の生活で実践できるような知識を身に着けることができた。

海外での経験について

今回の留学先であるタイ王国では、一般的な現地人の用いる言語がタイ語であったため、食堂などで食べたいものを注文する際に、言葉が通じないなどの会話でのコミュニケーションが取れない場合があった。そうした場面において、例えば食べ物を注文するときに言葉が通じない時にはスマートフォンで写真を見せて注文するなど、言語でコミュニケーション取れないときに対応する選択肢を増やすことができた。また、外国には外国のマナーが存在することや、宗教の違いによる生活や考え方などの違いも実際にみて感じることができた。

今後の進路への影響について

今回の留学先での約5か月間の生活で、海外に出ることの抵抗が低くなった。また、英語を勉強する意欲も上がった。今後の進路として、日本国内だけでなく海外にも視点を向けて今後の進路を決定していきたい。

履修科目

Man and Society(3単位)
Food Sanitation(3単位)
Thai Conversation in Everyday Life(3単位)
Introduction to Tropical Agriculture(3単位)
Principal of Tropical Agronomy(3単位)

授業から学び得た専門的な内容について

今回のタイでの留学では、Man and Society、Food Sanitation、Thai Conversation in Everyday Life 、Introduction to Tropical Agriculture、そして、Principal of Tropical Agronomyを受講した。Man and Societyでは、主にタイの文化、歴史、およびヒトの成長の発達段階についての講義がおこなわれた、プレゼンテーションやディスカッションの機会が多かったため、知識だけでなく英語におけるプレゼンテーションやコミュニケーション能力が上達した。Food Sanitationでは、どのようにすれば食中毒を防止できるかなど、食品工場に求められる専門的な対策から普段の生活で実践できるような知識を身に着けることができた。Thai Conversation in Everyday Life ではタイでの生活に役に立つタイ語の会話を学び、実際に留学中において習ったことがいかされる機会がたびたびあった。Introduction to Tropical Agriculture、そして、Principal of Tropical Agronomyは主に熱帯農業についての講義で、まず熱帯地域における気候や地理の特徴などを学び、それぞれの地域に適応した農業形態や作物の品種があること、より高い収穫量や環境負荷の低減を目指して発展し続けていることを知った。新しい品種の開発において、地域特有の環境に適応し、害虫などに耐性を有しているなど、より収穫量を向上させるような品種を異なる品種を掛け合わせることで探索しているのだが、遺伝子解析の技術を応用して効率よく品種のセレクションをおこなっていることに驚いた。また、これから直面するといわれている人口増加による食糧不足の対策として、これからの農業の発展による食品のより高い供給を可能にすることが重要であることを認識した。

自らの専門分野との直接的または間接的な関連性について

私は茨城大学において分子生物学を専攻している。しかしながら、今回のタイへの留学では主に農学を学んだ。農学を学ぼうと思った理由は、農学が生物学や化学、地学など様々な学問から成り立っている実用的な学問であり、自分の専門分野を別の角度から、そしてほかの学問を含めて学んでみたいと考えたのである。実際に農学を学んで、農業で使われているセレクションの技術は分子生物学に直接かかわってくるものであったし、化学の基礎的な知識は分子生物学を考える上で役に立つと感じた。農学を学べたことは、広い視野や知識を養う上で貴重な経験であったと考えている。

海外の大学で授業を履修するにあたって工夫した点

PowerPointを用いる講義がほとんどで、授業で使われるPowerPointを印刷したプリントが配られることが多かった。そのため、講義中に先生が話した重要なポイントをプリントに印刷されたスライドに直接書き込むことが可能であった。特に先生がゆっくりはっきりと喋ることは、重要なことが多いため注意を払った。講義中によく理解できなかった部分などは、復習をおこなったり、友人に聞いたりして講義に臨んだ。また、自分の知らない単語、特に専門用語などが多く出てくるため、少なくとも配布されたプリントのわからない単語は辞書を用いて調べることを怠らなかった。

KU (K.K.)

派遣プログラムの内容について

今回、私はAIMSプログラムで交換留学生としてタイ、バンコクにあるカセサート大学へ派遣されました。本プログラムの趣旨は交換留学を通して派遣国間および、派遣大学間での学生の流動性を増加させ、国際性を増すことで大学の国際展開力を増進することです。

学習成果について

5か月間の派遣を通して基礎的な英語でのコミュニケーション能力や理解力の上達を感じられました。生活する上では問題なくコミュニケーションを取れたように思います。学習成果につきましては、各授業を聞き、わからない部分を他の学生との会話を経て解決でき、内容についてもおおむね理解して留学を終えられたように感じます。

海外での経験について

今回が私にとって初めての海外留学および長期間滞在でしたが、はじめは慣れない環境や言語に苦しみ、つらいと感じた時もありました。しかし、現地の学生や同じく留学していた学生と交流を深めていくうちに、そのような苦しみは軽減され、楽しく生活を送れるようになりました。留学後半では現地の人々とも問題なく会話および交流をすることが出来、自身の成長を身をもって感じることが出来たと思います。

今後の進路への影響について

留学を通して海外で学ぶということへの敷居は低くなったように感じます。留学前に進路は決定していたため、直近の進路に今回の経験は影響しませんが今後の進路には確実に影響すると思います。具体的には就職の際に海外転勤のあるような会社でも問題なく仕事が行える等といった点で自身の考え方に影響を及ぼすと思われます。

その他の感想

今回の留学で出会った人々との交流、様々な体験を通して、自身の考え方や物の感じ方といったものが変化したように感じられます。私の人生において重要な部分を占める経験になったと思います。このたびはこのような貴重な経験をする場を与えてくださりありがとうございました。

履修科目

Man and Society(3単位)
Food Sanitation(3単位)
Thai Conversation in Everyday Life(3単位)
Introduction to Tropical Agriculture(3単位)
Principal of Tropical Agronomy(3単位)

授業から学び得た専門的な内容について

Introduction of Tropical Agricultureという授業で東南アジア諸国の地理および地史、各国の農業の特徴と気候の特徴について学んだ。他には日本米のようなジャポニカ種とタイ米に代表されるインディカ種の比較および各種の特徴について学んだ。農業を行うにあたって方法が複数種あり、米を育てる田に魚を放流し害を及ぼす虫を食べさせ害虫駆除の役割を担わせるとともに米の収穫時期になると米と共に収穫するという方法は大変興味深かった。Food sanitation という講義では講義名のとおりタイの食品衛生について学んだ。近年になってもタイでは大規模な食中毒がしばしば起こっており、その事例を基に対策や注意することについて学んだ。寮で出された弁当のキュウリによって50人以上の食中毒被害者がでた事件は強く印象に残った。校外学習ではタイの飛行機に機内食を提供しているThai catering という企業の機内食製造工場を見せていただき、実際に行われている公衆衛生について学んだ。Principles of Tropical Agriculture で熱帯農学の基礎について学んだ。具体的には熱帯地方の土壌や作物の特徴およびその環境での作物の栽培方法である。他には作物の品質を向上させるために種の選別を行う方法やその遺伝的メカニズムについても学習した。Thai conversation in everyday life 1では基礎的な日常会話をタイ語で行った。この授業で得たタイ語の知識はタイで生活を行う上で大変役に立った。

自らの専門分野との直接的または間接的な関連性について

私の専門分野は分子生物学であり、留学して受けた講義のうち私の専門分野と関連を持つ部分はPrinciples of Tropical Agronomyの種の選別で用いられた遺伝子に関する部分である。種の選別、セレクションに関する知識は生物学と関連するものである。また、農学の知識を学ぶことによって環境に対する考え方、知識が養われる。私の研究では異なる環境でのDNA損傷修復効率の変化の差を見ているため、得られた環境に対する知見は大いに関連し非常に有意義なものになると考えられる。

海外の大学で授業を履修するにあたって工夫した点

工夫した点としては授業のうち重点を置く部分を復習にした点である。英語での授業に慣れてない以上、一度授業を聞いただけではすべてを理解することは難しい。その為、授業の音声を録音し、自習の際にその音声を聞きなおして理解を深めるなどした。またそれでもわからなかった点は現地の学生に質問し、交流を深めるとともにわからない部分を解消した。他に工夫した点としては授業で用いられたパワーポイントの資料を担当教員にお願いしてデータをもらうなどして授業で教えてもらったことにもれがないようにした。

KU (N.N.)

派遣プログラムの内容について

ASEAN国際学生交流事業(AIMS)は、学術交流を強化し、世界で主導的な役割を果たせる人材の育成を目指すASEAN諸国内における協力的交換留学プログラムである。

学習成果について

留学という日本と異なる土地で異なる文化を持った人々との交流の中で、多様なコミュニケーション能力が育まれた。また、自分の専門分野と異なる熱帯農業の講義は新鮮であり、とても興味深いものであった。

海外での経験について

英語だけでなく、現地でタイ語を用いての生活は中々慣れなく、大変であった。しかし、4ヵ月間での生活で日々少しずつ慣れていくのを実感し、最終的にはなに不自由なく過ごすことが出来た。

今後の進路への影響について

留学という大きな経験をすることが出来たので、それを生かせるような所へ進みたいと考えている。

履修科目

Man and Society(3単位)
Food Sanitation(3単位)
Thai Conversation in Everyday Life(3単位)
Introduction to Tropical Agriculture(3単位)
Principal of Tropical Agronomy(3単位)

授業から学び得た専門的な内容について

私はカセサート大学で5講義15単位を取得しました。まず農学系の講義である「Introduction to tropical agriculture」と「Principal of tropical agronomy」では、タイおよび周辺諸国の熱帯農業の現状やタイ米、キャッサバなどの熱帯作物の特徴や利用法、農業手法を学びました。また、これからの熱帯農業の発展を各国の留学生の意見を踏まえつつ考えるようなこともあり、自分の専門分野ではないにも関わらず、熱帯嚢学の理解を深めることが出来きました。「Food sanitation」では、タイのストリートフードや食堂での衛生の現状や改善方法など学びました。また、機内食など作っている工場に直接見学しに行き、タイの衛生基準がどのように守られているかを自分の目で学ぶことが出来きました。社会学である「Man&society」では、日本では学ぶことが出来ないタイ王朝の歴史やタイの社会性などの講義を受けるだけでなく、グループで各国の社会性や歴史についてプレゼンテーションする機会もありました。「Thai conversation in everyday life」では、講師がとてもユニークな方で、日常会話で使うことのできるタイ語をタイの文化と一緒に楽しく学ぶことができました。どの講義も、プレゼンテーションをする機会が多く、グループで一つのことに取り組む際のコミュニケーション能力や人前で話す力が養われました。

自らの専門分野との直接的または間接的な関連性について

私の研究は抗酸化剤Piceatannolの放射線防護効果の検討をおこなっています。抗酸化作用は動物に限らず、植物に対しても様々な影響を及ぼすことが知られています。熱帯農業では、品種改良や農薬の開発が盛んになっており、もしかしたら、抗酸化剤Piceatannolが放射線防護効果以外にも、この分野で良い効果が見つかるかもしれません。

海外の大学で授業を履修するにあたって工夫した点

まず、農学だけでなく、タイの歴史、社会性や現地で利用できるタイ語の講義を履修し幅広い分野でタイの文化を学べるよう工夫しました。また、カセサート大学の三年生にテストに出た範囲を聞くなど周りの人の助けを積極的にかりました。

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