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アジア地域連携を基盤とした国際連携教育 ― 茨城大学農学部は,21世紀に求められる「環境と調和した人類の持続的発展」のために,食料・生命・環境に関する幅広い基礎知識と専攻分野における高度な専門知識・技術及び研究開発能力を備え,地域・国際社会で自立的に問題解決ができる力を持った人材の養成を目指しています。

新型コロナ感染症拡大にあたって新型コロナウイルス感染症Covid-19の拡大によって,国際連携教育事業は壊滅的なダメージを受けている…と,多くの人が思っているかも知れません。実際,留学が中止になってしまったり,母国に帰れなくなってしまったり,多くの困難な状況が生まれました。2020年度に留学を予定していた学生への影響も大きく,「この状況で海外渡航なんてあり得ない」と拒絶する学生がいる一方,「無理をしてでも留学したい」と強い意欲を示す学生もいて,まさに多様性にあふれています。
2020年5月現在,日本は多くの国からの外国人の入国を制限するとともに,感染症危険情報を発出して日本人の海外渡航を制限しています。Covid-19の拡大は“グローバル化社会”がもたらした弊害だ,との声も聞こえてきます。確かに,“人と人との物理的な接触交流”による感染拡大という意味では,正しい指摘かも知れません。しかしながら,本当に「“グローバル化社会”がもたらした危機」なのでしょうか?“脱グローバル”で何か解決するのでしょうか?一考の余地がありそうです。
そもそも,国際経験によって得られるものは何だったのでしょうか。端的に言えば,留学は“未知との遭遇”です。未知に遭遇した時に心を閉ざすか,あるいは勇気を出して触れてみるか―もちろん,何を選択するかは人それぞれであり,正解も不正解もありません。しかしこれまで何故,日本を含むアジアのみならず,アメリカも,ヨーロッパも,アフリカも,全世界の国々が一様に「グローバル化が重要だ」と訴えてきたのでしょうか。それは,“未知との遭遇”への対処―つまり,“コンフォートゾーン”の外に身を置く経験によって,『非認知的能力』が圧倒的に育成されるからです。
“異文化”は,「自分の当たり前が当たり前でない世界」です。一方,自分の常識ですべてを判断し,異なる価値観を否定したり見下したりすることを“自文化中心主義”と呼ぶことがあります。この考え方は,近年,国際社会の中で特に存在感を放っています。また,日本国内に目を向けても,テレビなどで自文化中心的な番組構成が頻繁に見受けられます。この考え方は,必ずしも悪い訳ではありません。他者との違いを認識し,自国文化に誇りを持つことは,非常に大事なことだからです。「専門性の高い集団を形成し,他者を排除する」と表現すると,“閉鎖的”で“前時代的”に感じるかも知れませんが,その種の集団は「高い技術を持つ後継者を育成する」機能を果たすこととなり,それはつまり“教育”の原点です。もちろん,その閉鎖性がUnilateralism(一国主義)に向かってしまうと,とんでもない結果を引き起こしますが…
国際経験によって得られる『非認知的能力』は,「急激な社会変化を乗り越えるために必要な能力」です。つまり,新型コロナ感染症拡大によって,初めて“グローバル化社会の本気度”が問われている,と考えることもできるのです。コロナ禍にあって,世界中の人々が“オンライン”での対応を迫られ,生活様式が一変しました。残念ながら,“パラダイム・シフト”と言えるほどの変化ではなかったかも知れませんが,多くの大人が,ICTリテラシーを急激に亢進させられたことは事実です。オンラインでの授業実施には,まださまざまな課題が残されていますが,学生の満足度は世界的にみると意外と高いといいます。つまり,「国際教育は,オンライン教育という新たな武器を得た」と考えてよいでしょう。
もちろん,しばらくの間は感染拡大を防ぐため,物理的な移動が制限されます。航空業界の混乱や,経済の混乱による所得減少により,数年は越境機会の低下が続くかも知れません。それでも,いままでのように「行ってなんぼ,来てなんぼ」の見せかけのグローバル化時代は終わり,ICTを駆使した本当のグローバル化に突入したと考えた方が,時代を正しく表しています。国際連携の新しい展開により,本当の意味での共生社会に向かう真のグローバル化時代を,みなさんの力で切り開いていってください。

セメスター留学

茨城大学は,文部科学省によりAIMS(Asian International Mobility for Students)加盟大学(日本からは11大学のみ参加)のひとつとして指定されており,ASEAN地域の大学との活発な相互教育交流を展開しています。語学力およびコミュニケーション能力を向上させながら,海外トップクラスの大学で専門科目を受講することができます。
また,食生命科学科国際食産業科学コース(IFISC)は,海外協定校で習得する「国際食産業科学海外講義」が必修となっており,コースの全員(最大30名)がアジア地域の大学に留学します。

ダブルディグリープログラム(DDP)

茨城大学大学院農学研究科と、インドネシアの大学双方で2つの修士号を取得する特別教育プログラムです。プログラムに参加する学生は、両大学の修士課程に入学し、両大学の修了要件を満たすことで2つ学位を取得します。ただし、学費は茨城大学でのみ発生し、一部の単位は相互に互換認定して修了要件とします。1年程度インドネシアで研究活動と講義の受講を行い、2つの修士論文を作成します。

短期研修

グローバル教育センターが提供する短期語学研修等とは別に,農学部が実施する海外プログラムも充実しています。「国際インターンシップ」(学部)や「熱帯農業フィールド実習」(大学院)など,授業科目として短期海外研修を実施しているので,異文化に触れ,コミュニケーション能力と適応能力,そして国際性を育む機会に恵まれています。

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