アジア地域連携を基盤とした国際連携教育 ― 茨城大学農学部は,21世紀に求められる「環境と調和した人類の持続的発展」のために,食料・生命・環境に関する幅広い基礎知識と専攻分野における高度な専門知識・技術及び研究開発能力を備え,地域・国際社会で自立的に問題解決ができる力を持った人材の養成を目指しています。
茨城大学は,文部科学省によりAIMS(Asian International Mobility for Students)加盟大学(日本からは11大学のみ参加)のひとつとして指定されており,ASEAN地域の大学との活発な相互教育交流を展開しています。語学力およびコミュニケーション能力を向上させながら,海外トップクラスの大学で専門科目を受講することができます。
また,食生命科学科国際食産業科学コース(IFISC)は,海外協定校で習得する「国際食産業科学海外講義」が必修となっており,コースの全員(最大30名)がアジア地域の大学に留学します。
茨城大学大学院農学研究科と、インドネシアの大学双方で2つの修士号を取得する特別教育プログラムです。プログラムに参加する学生は、両大学の修士課程に入学し、両大学の修了要件を満たすことで2つ学位を取得します。ただし、学費は茨城大学でのみ発生し、一部の単位は相互に互換認定して修了要件とします。1年程度インドネシアで研究活動と講義の受講を行い、2つの修士論文を作成します。
グローバル教育センターが提供する短期語学研修等とは別に,農学部が実施する海外プログラムも充実しています。「国際インターンシップ」(学部)や「熱帯農業フィールド実習」(大学院)など,授業科目として短期海外研修を実施しているので,異文化に触れ,コミュニケーション能力と適応能力,そして国際性を育む機会に恵まれています。